芸術鑑賞教室

芸術鑑賞教室

コロナが5類に分類され、解放?!の日となった5月8日。武蔵野市の中学校を対象とした、読売交響楽団の芸術鑑賞教室に出演させていただきました。

2月ごろにオファーをいただき、それからずっとこの日までワクワクが止まらず、それと同時に自分の足りなさにも存分に気付かされ、本当に集中力が必要な日々でした。

演目は誰も寝てはならぬ、乾杯の歌ということで慣れ親しんだ歌ではありますが、やはりオーケストラ伴奏でとなりますと勝手が全然違うんですね。

読響の深い響きに圧倒され、飲み込まれそうになりながら、音楽の中でうまく調和できるよう本番ギリギリまで調整しました。

水戸マエストロ、そして天下の読響さんによって自由にしてもらえたおかげでどうにか歌うことができました。本当にまたの機会があるように願うばかりでありますが、それまでに自分も相当鍛えないと次はないなと感じました。さらに成長できるよう頑張りたいと思います。

この日は《運命》や《フィガロの結婚》の序曲など耳馴染みのある曲もあったのですが、前日のリハーサルで最初に演奏された《アルルの女》第2曲目“ファランドール”という曲が本当に焼き付いてしまって、一気に好きになってしまいました。

マエストロが棒を振り始めてから下ろすまでの数分間、ブワーッと音楽が流れ出し、それはとても簡単そうに奏でられ、僕と妻は気づいたら涙を浮かべていたほどでした。

本当に感動しすぎて自分たちが歌うことを本当に一瞬忘れましたが、これからこの方々と共演できる喜びで、あっという間のリハーサルとなりました。

少し抜け殻感があるくらい出し切った本番でしたが、まだまだまだまだ使いきれてない、やりきれてないものを感じたので、これからまた心新たに自分と向き合って頑張っていこうと思いました。

次は13日にコンサート、17日には新宿モノリスビルのランチタイムコンサート、月末は昨年に引き続き君津にてコンサートと続きます、しっかり準備して参りたいと思います!

固定ページ